受験

【実体験】医学部受験で使っていた英語長文の問題集とその使い方

今回は、自分が医学部に入るために使っていた英語長文の問題集とその勉強法について紹介していきます。

長文問題は英語のテストに必ずと言ってもいいほど出題される分野です。ここを伸ばせると英語の得点も自然と上がっていくので、気を引き締めていきましょう。

問題集と使い方

ではさっそく自分や周りの友達が受験の時に実際に使っていた問題集を紹介していきたいと思います。

やっておきたい英語長文シリーズ

まず紹介するのはやっておきたい英語長文シリーズです。


 

英語長文の問題集としてあまりにも有名なこのシリーズ。知っている人も多いのではないでしょうか。

自分はこのシリーズの7001000をやっていました。

どちらも非常によかったのですが、1000の方は少し難易度が高く「英語が得意で得点源にしたい」という人以外は700を完成させた後は過去問を解き始めてもいいかもしれません。

長文読解にまだ慣れていない、あまり得意ではないという人は300や500から始めるのがおすすめです。

この本のいいところは、やはり復習が非常にしやすいという点だと思います。解説がとても詳しく、また、段落ごとに番号がふられているので、復習の時に確認がしやすいです。特に文章が長くなってくると、段落番号を付けてくれるのは非常にありがたいです。

この本は自分以外にもかなりの人が使っており、信頼のおける問題集ではないかなと思います。

英語長文Rise

次に紹介するのはZ会出版の英語長文Riseシリーズです。


 

この問題集は収録されている問題数が15題と、他の長文読解の参考書と比べても標準的なボリュームになっています。長文1題あたりの単語数はレベル3が500~800語程度、レベル4が600語~1000語程度となっています。

記述問題と選択問題がバランスよく含まれているため、記述が多い国公立の入試と、選択問題が出題される私立の入試の両方に対応できるのが利点です。

レベル3では、特に難関大の英語で必要となる知識が網羅的に押さえられており、長文を読むのに必要な汎用性の高い知識が押さえられている点が大きな特徴です。

レベル4はかなり難しい内容になっていて一筋縄ではいかないと思うので、取り掛かる際は十分な実力が付いた状態で臨むようにしましょう。

速読英単語上級編

次は速読英単語上級編です。

この本は一般的には単語帳として位置付けられていますが、僕は長文の多読用として使っていました。時期は高3の秋くらいからです。

直前期になると、ある程度長文問題は解けるようになってくると思います。その後はひたすら読むスピードと質をあげる練習が必要になるのですが、そこにもってこいの教材でした。

非常にいい内容の英文が取り揃えられており、本番の前のアップとしてとても有効的だったと思います。

形式は、速読英単語必修編と同じで、長文とその日本語訳が見開きで載っており、次のページからは新出の英単語やその派生語、類似語が載っています。

最大の特徴は、付属でついている解説書に文中の難しい構文を分かりやすく解説していたり、単語の意味の推測の仕方が載っていたりすることです。

わからない単語の意味の推測の仕方をきちんと教えてくれる参考書はあまりないので、そこもこの参考書ならではのポイントではないかなと思います。

英語長文の位置付けとポイント

英語の勉強は単語や文法、長文、英作文など、どの分野もお互いに関わりあっていて全てが重要なのですが、テストの得点に関して言えば長文問題が1番重要であると言えるでしょう。

なぜなら一般的にテストの配点の40~60%を長文問題が占めるからです。この分野に力を入れて勉強することは、戦略的にも正しいと言えるでしょう。

では、長文問題で得点力をつけるためにはどのようなことに気を付ければいいのでしょうか?

まず前提条件として「英文読解問題」と「長文問題」は全くの別物だということを押さえておきましょう。

長文問題を解くうえで、すべての文章の精読や和訳は必要ありません。

もし時間のある方は、何回かの長文問題の解答を見て、その根拠となった箇所をマーカーなりペンなりで引いてみてください。おそらく色のつく部分は文章全体の1/2~2/3ではないでしょうか。つまり残りの色のついてない部分は読まなくても満点が取れるということです。

少し極端な例を出しましたが何が言いたかったのかというと

「読み方に強弱をつけろ」

ということです。

問題に関わっていない文と解答の根拠となる文を同じ比重で読むのはナンセンスですよね。試験には必ず制限時間というものがありますから、すべてをしっかり読んでいては当然時間内に解ききることはできません。

読み方に強弱をつけ、長文をすべて読まなくても問題を解けるようにする方法はこちらの記事で紹介しています。

他にも、長文の詳しい勉強法や各教科のポイントから、試験前日の過ごし方などのよくある質問にも答えているので目次だけでも見てみてくださいね。

まとめ

今回は、英語最大の得点源である長文問題の参考書やその使い方について解説してきました。

英語は一気に成果の出る学問ではありませんが、こつこつ積み上げていけば確実に学力は伸びていきます。しんどい時こそ正念場ですよ!

ではまた。